Joieというメーカーのチャイルドシートを使っていて、そろそろ前向きにしようか…
と考えている方
この記事では
・チャイルドシートの前向き使用時の取り付け方
・チャイルドシートの前向きと後ろ向きのメリット、デメリット
についてお話していきます。
公式の取説を使って解説していきながら、自身の経験も交えてご紹介しますので、チャイルドシートをいつ頃前向きにしたらいいのかがわかりますよ。
Joie(ジョイー)のチャイルドシートで前向き取付の目安は?
Joie(ジョイー)のチャイルドシートで前向きに取り付ける時期の目安を、公式の取説を使ってまとめてご紹介します。
Joie(ジョイー)チャイルドシート取扱説明書
http://adm.katoji.co.jp:10001/lsc/upfile/asset/00/44/44_1_file.pdf
・前向きに取り付ける時期
・体重と体格の確認
<前向きに取り付ける時期>(p.5)
前向きに取り付けできる時期は1歳頃~4歳頃です。
しかし前向きに取り付ける時期は、月齢や年齢だけでなく体重に応じて規定されています。
<体重と体格の確認>(p.15)
前向きに取り付けできる体重は9kg以上18kg以下です。
体重9kg未満のお子さんは、危険なので前向き取り付けで使用しないでください。
月齢や年齢が適していても体重が規定を超えた場合は、使用しないでください。
お子さんの成長に伴い、乳幼児ベルトで正しく固定できなかったり、頭頂部がはみだしたり、足が極端にはみ出るようになった場合は、使用しないでください。
「チャイルドシートはいつ頃から前向きにすればいいの?」と疑問に思っている方は多いと思います。
成長の差や製品の違いなどで、何歳からというのは一概には言えません。
一般的には、目安として体重が10kgを超えたら前向き取り付けるようです。
体重が10kgと言えば、つかまり立ちをはじめる生後9か月頃です。
つまり、体重が10kg未満であれば、チャイルドシートは後ろ向きがいいということになります。
チャイルドシートの前向き使用の付け方
では、取扱説明書を見ながら前向き使用の付け方をご説明します。
Joie(ジョイー)チャイルドシート取扱説明書
http://adm.katoji.co.jp:10001/lsc/upfile/asset/00/44/44_1_file.pdf
・前向き取り付け(p.26-p.28)
②本体を取り付ける座席に乗せ、本体の背面の左右の赤色のマークの前置きベルトパスに、自動車ベルトタングを通す。
※肩ベルト及びベルトプレートのベルトの下側を通さないこと。
③座席ベルトシートにねじれがないか確認する。
④ねじれがなければ、自動車ベルトタングを完全に自動車ベルトバックルに差し込み、自動車の座席シートベルトを固定する。
⑤座席シートベルトの自動車肩ベルトの取り出し口側にある、ロックデバイスを開け、
⑥座席シートベルトの自動車肩ベルトを上方向に差し入れて通す。
⑦本体の座面に片膝を乗せるなどして、本体に体重をかけながら自動車肩ベルトを強くきつく締める。
⑧ロックデバイスを押し込んで閉じる。
⑨本体ベースの下の部分を持って前後左右に動かし、しっかりと固定できているか確認する。
※目安としてベースが3cm以上動かないこと。
※取り付けがゆるくしっかりと固定されていない場合は、⑦以降の作業をやり直すこと。
⑩最後に以下のポイントをチェックする。
・自動車の座席シートベルト(自動車肩ベルト、自動車腰ベルト)にねじれがないこと。
・座席シートベルトが本体背面の左右の赤色のマークの前向きベルトパスが通っていること。
・自動車ベルトバックルが正しく留まっていること。
・自動車の座席シートベルト(自動車肩ベルト、自動車腰ベルト)が本体裏側に出ている本体の肩ベルト及びベルトプレートの上側(表側)を通っていること。
・自動車肩ベルトが本体側面のロックデバイスを通っており、かつロックデバイスが押し込まれていること。
※ロックデバイスで自動車肩ベルトが固定されていること。
・本体の下の部分を持って左右前後に動かして、目安として3cm程度以上動かないこと。
・肩ベルトパッドの左右、表裏が正しい向きになっていること。
・ソフトパッドが取り外されていること。
取説を見ながら実施してみて下さいね
チャイルドシートの前向きと後ろ向きのメリット・デメリットは?
チャイルドシートの前向きと後ろ向きのメリットとデメリットはどんな違いがあるのでしょうか。まとめてご紹介します。
<前向きメリット>
・乳児の様子が確認しやすいので安心。
<前向きデメリット>
・前方から衝突した時に、乳児が重大な傷害を負う恐れがある。
<後ろ向きメリット>
・交通事故発生時に乳児が受ける衝撃を最小限にできる。
<後ろ向きデメリット>
・乳児が前が見えないとグズる。
どうしてもチャイルドシートに慣れない乳児もいます。
前向きでないとグズって乗らない乳児であれば、体重9kgを目安に前向きに取り付けるといいでしょう。
交通事故でチャイルドシートに乳児を乗せていてもケガをする場合があります。
乳児が受ける衝撃を最小限にすることを最優先にするのであれば、体が大きくなるまでは後ろ向きで座らせるといいでしょう。
まとめ
Joie(ジョイー)のチャイルドシートで前向きはいつから使えるかを、チャイルドシートの前向き使用時の取り付け方やチャイルドシートの前向きと後ろ向きのメリット、デメリットを交えてご紹介しました。
・満1歳に満たなくても体重9kg以上18kg以下であれば、前向き取り付けOK。
・乳児がグズってチャイルドシートに乗らないような場合は、体重9kgで前向き取り付けにする。
・交通事故発生時に乳児への衝撃を最小限にしたい場合は、体重9kg以上になっても頭や足のはみ出しを考慮してギリギリまで後ろ向き取り付けにする。
もちろん、体の大きな乳児は満1歳になっていなくても、体重9kgを超えていれば前向きで使うことは基準上問題はありません。
実際、我が家の長男は生後9カ月で体重10kgを超え、身長72cmでしたので、前向きにしようかなと悩みました。
頭が飛び出たり足がはみ出すなどがなければ、安全性の高い後ろ向きで使ってもいいですよ、とチャイルドシートメーカーの方に言われましたので、ギリギリまで後ろ向きで使いましたよ。